稀少なものは高い?

お金とは信用である。

一般的に,稀少なものは値段が高くなる傾向があります。稀少ということは物理的に数量が少ないということで、金やプラチナ,アンティーク品や絵画、高級なスポーツカーなどが当てはまると思います。

なぜ稀少なものは値段が高くなるのでしょうか?一番シンプルに考えると,欲しい人がたくさんいるのにその物自体の数が少ないからでしょう。難しい言葉を使えば,供給よりも需要の方が多いからです。

しかし、稀少であることが理由で,値段が高いとは何だか不思議です。誰が何をもってその物が稀少だと判断しているのか,本当にそれを欲しいと思っている人がたくさんいるのか、本当に値段は正しいのか。疑問点だらけです。

しかしながら,それは稀少であるという一種の信用みたいなものが全世界に共有されていて,直感的にあれは高そうだとなるのです。稀少であることがブランドであり信用なのです。

アンティーク品などはもう生産することができないので,シンプルに稀少です。絵画なども,作者が死亡していたりするので稀少です(むしろ作者が死亡した後の方が値段が高くなるらしいです)。これらは非常にわかりやすく、もう作れないから稀少なわけで,値段も高いわけです。

ただし、稀少というブランドを自ら作っているところもあります。たとえば,車のランボルギーニフェラーリなどは生産台数を絞り,稀少であることを守っています。このメーカーが大量に生産すると,稀少であることが失われ,瞬く間に値段が落ちるでしょう。

昔から人々は稀少ということが大好きなようです。一種の憧れのようなものがあるに違いありません。私もその一人ですが…。

 

それでは。

お金を追い回せ!