金利は信用度を表す?

お金は,信用である。

普段はそんなこと考えもしないのですが,銀行からお金を借りようと思ったときに,金利と言う不思議なものが付いてくるので考察してみます。

銀行でお金を借りるときには金利が付いてきます。金利の利率も様々で,約0.5%~15%まで凄い幅があります。この差は何なんでしょうか?

一般的に,住宅ローンやオートローン(マイカーローン)は基本的に金利は小さく設定されています。

不動産には抵当権(返済が滞ると,競売にかけて借入金に充てる)を設定し,車は中古車市場が発達しており,現金化しやすいので,お金の貸し手(銀行側)としては比較的安全なのです。

ですので,そもそも不動産や車そのものに価値があるので信用度が増しており,金利も比較的小さくなっています(当然,銀行はこのローンに対しても保険をかけています)。

しかし,使い道自由のローン(フリーローン)は金利がびっくりするくらい高くなっています。よく目にするのは,3段階くらいの金利が設定されており,6%、9%、14%みたいな感じになっています。

このフリーローンは,担保等は全くないので,借手の信用のみで銀行側はお金を貸します(当然,銀行はこのローンに対しても保険をかけていますが,保険料も高いはずです)。この金利の3段階で,銀行側は借手の信用度を決めています。6%であれば,そこそこ信用度がある、14%は信用度は低いが,まあまだ許容範囲、貸せない判断となると,全く信用できないということです。

以上をまとめると,金利は信用度の大きさに反比例することがわかります。銀行側は,この人はきちんとお金(信用)を返してくれるかという判断を金利にて貸し手に伝えてるわけです。非常におもしろいですね。実は,こういった個人ローンよりも事業性ローンの方がもっと信用度がわかります。今度,機会があれば書いてみます。

では。

お金を追い回せ!